「アフタートーク」のアフタートーク

 

 

愛知県芸術劇場小ホールがほぼ満席のなか 夜公演後に公演の解説などが

戯曲作家 演出家 出演者をまじえて公開されました

演劇といってもオペラ ミュージカルから下町の芝居小屋でかかっている大衆演劇まで 幅広い

歌舞伎などの商業主義を批判するカタチで 新劇が台頭し

その後アングラ劇団から小劇団を派生して きわめて芸術的な公演活動を行っている

芸術的というのは大道具 音声 照明などの技術面もふくめてですよね

 

 

まぁ 今回の公演で 舞台をカメラを通して観ているとですねぇ

チラシのコピー数行と 事業団がWebで公開している戯曲のPDFを予備知識として

灰色の脳細胞に貼り付けていたつもりでも

理解が芝居のスピードに追いつかず 脳細胞が支離滅裂に赤と青の信号を点滅させるだけでした

オイオイ おまえは芝居のストーリーなどより いい場面でシャッターを切っていればいいだろう !!

もちろんそうですがね

映画とかロングランの芝居ならともかく 数日数回の芝居ですからぁ

予備知識をもっと分かりやすく事前にパブリシティーしてくださいよぉ

 

 

でも予備知識なしで鑑賞してもすばらしい演劇はたくさんありました

突き動かされるようなエモーショナルな場面

いままで観たことも聞いたこともないような 新鮮で刺激的な音と光と演技の融合

日々たくましくなるオーディエンスの鑑賞力に 演劇界の皆様も苦労なさっていることでしょう

過度なポピュラリティはいりませんが 独りよがりにはお気をつけくださいネ

 

 

わずかな予算の中で10メートルに成長する姉さんを大きな紙を使って表現するなど工夫のあとは

十分に分かりましたよ

舞台上に砂を敷き詰めた理由を問われ

「よく分からないが砂を敷きたかった 理由があれば逆にやらなかっただろう」

演出とはそうゆうものですよね

神谷尚吾様