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'泥の川' 「堀川」でヘドロを汲み上げる工事が始まっていた
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「宮本輝」 原作 「小栗康平」監督作品「泥の河」を観たのは15年くらい前でしょうか 戦後しばらく経った大阪 「安治川」が舞台 川辺で食堂を営む両親に育てられる一人息子 「信雄」の目線で展開していくストーリー キネマ旬報一位など受賞歴は広い範囲にわたっています
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65年を経た現在 太平洋戦争を記憶させるものはほとんどといっていいくらい 遺されてはいないだろう
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戦争の記憶を持つ人たちさえ限られた存在になりつつある
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第二次世界大戦を生き抜いてきた65才以上の方々が日本の人口に占める割合は5人に1人らしいですね
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高齢化が加速する中 医療 介護などの福祉サービスを真剣に検討する必要がありますよね ねっご同輩
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というか 大企業の定年退職が 早すぎると思いませんか 60才で仕事をリタイアしてしまう人たち 体力的にも衰えを感じていない方を一定の年齢で雇用関係を終わらせてしまう現在の制度には問題がありそうです 60才で日本の企業を定年退職されたマンパワーを他国で活用されるのはあまりにも残念ですよね
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話を「泥の河」に戻しますが 映画のロケは原作にある「安治川」ではなく 戦後の雰囲気が残っていた 名古屋市南部を流れる「中川運河」で行われました
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川辺に係留された一艘の小舟で母親と姉の三人で暮らす「喜一」と出会った「信雄」は それまでは声を聞くことはあっても姿を見ることはなかった「喜一」の母親の悲しい顔を見てしまった 「郭船」と言われた小舟のなかで 入れ墨姿の男にだかれた「喜一」の母親の姿を見てしまったのである 数秒間のみのシーンに登場した 「加賀まりこ」の表情は「キネマ旬報助演女優賞」に十分値します
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「泥の河」に限らず 戦争の影響を受けた日本人の姿を描いた文学作品は数多くありますよね 昨夜と2夜連続でフジTV系列で放映される「松本清張」原作「球形の荒野」もそうです 「泥の河」で信雄の父親役で田村三兄弟の長男 「田村高廣」が主演していましたが 今回の「球形の荒野」では「板東妻三郎」 三男の「田村正和」が「野上顕一郎」役で主演している 私的にはちょっと'ミスキャスト'といった感じです
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