このところ台風4号の影響もあって 梅雨に逆戻りしたような天気が続いている

じめじめした空気の中にいると10日ほど前の不愉快な'事件'が 私の灰色の脳細胞をよりダークなものにさせる

 

 

上の写真は白川公園の敷地内にある名古屋市科学館です

 

 

8月の最初の日曜日 科学館 美術館が併設されている白川公園内で撮影会をしていました

モデルさんに この鳥かごのようなオブジェの中に入ってもらい写真を撮っていると

巡回中の警備員に外に出るようにと 恐ろしい形相でまくし立てられ 私は一瞬何が起きたのかわかりませんでした

少しの時間をおいて 美術館の敷地内に設置された美術作品であることを理解しましたがその時は'後の祭り'です

撮影会の責任者であった私は美術館の総務まで連れて行かれ 今後損害賠償になるかもしれないから

住所氏名を明らかにして 作家と立ち会い検証の後連絡しますと説明を受けました

まぁ最近 路上に設置された美術作品に乱暴を働き一部を破損させたりする人がいますからネ

美術館側の言い分も分かりますが いきなり数百万円の美術品で場合によっては相当の金額を補償しなさいと言われても

とても納得できたもんじゃぁない

数日後

「美術作品には 破損などの被害はありませんでした

と自宅に 連絡があったそうです

オブジェの手前には植え込みもなく子供が容易に入っていけるような場所に設置してあります

地面の雑草は踏み固められ日常的に人が出入りしていることは明かです

オブジェ製作の作家もこの鋼鉄のかごの中に人が自由に出入りすることで

作品のコンセプトを感じてほしいのではないでしょうか

 

 

美術館横にある公園のカタツムリ状の滑り台

遊具での撮影は自由だそうです

 同じ公園内に設置されたオブジェと遊具

子供には見分けなんか つきっこありません

オイオイ おまえは子供なんかい

はい 子供の純真な心は失いたくありませんね

 

 

白川公園の中心にある多目的広場

戦後数年 ここ一帯は GHQ 管理下 米軍親族のキャンプが設置されていました

警備の高いフェンスが張られ 子供の目には巨大な白人たちが「ガリバー旅行記」のガリバーにも思えました

 

 

午前中に撮影会を終えて 昼からは大須商店街でサンバショーを見学に

しかし 数年前の熱気が感じられない

事情通に聞くと このショーはナゴヤ栄にサンバショーの店を構えている興業者が請けているそうだ

踊り子もナゴヤ近郷に住んでいるブラジリアンということらしい

なぁんだ 直輸入じゃぁないんだぁ

 

 

大須では感じられなかった熱気が 「コスプレサミット世界大会」の決勝戦が行われている会場「オアシス21」ではムンムン漂っていた

前日に「徳川宗春」に扮した「河村たかし」名古屋市長が 栄の主要道路 錦通りを数時間にわたり 封鎖してオープニングを開催したのだ

開放政策を執った「徳川宗春」を演ずる'革新市長'はいいですネ

市民税10%減税 議員 役人たちは市民の公僕だと「庶民革命」を目指すだけではない

秩序を権力によって保つばかりではなく 庶民の良識にゆだねる度量の大きさもあります

普段は監視カメラで見張られゆったりと撮影も出来ない場所でもこの日は例外でした

 

 

世間はお盆休みの最中ですね

私も今日の新人テスト撮影で一区切り 盆休みに入ります

仕事で写真を撮るのも 仕事以外で写真を撮るのも使うエネルギーは一緒

いや 仕事は一種のルーティーンワーク

自分の写真を撮るときはほとんど見慣れない風景であり はじめて出会う人々だ

こちらの方が疲れるかも ですね

 

 

本日撮影の新人モデルたち

来週の登録オーディションがんばってください